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縦×横:1.5cm×9.6cm

 

 

(銘)法橋一乗門 一勝(花押) 明烏図小柄でございます。

地は朧銀を磨き地にしており、烏を据文象嵌、朝日を平象嵌で表しています。

ゆっくりと太陽の光が差し込み、薄暗い中を烏が優雅に飛ぶ姿となっており、落語や歌舞伎での演目として用いられる画題をうまく表現しております。

 

後藤一乗の門下である中川一匠の作品であり、"法橋一乗門 一勝(花押)”と銘しているところはかなり貴重な作品であります。また銘文の横には明烏に関する歌を詠んでいることも魅力のひとつとなっています。

 

中川一匠...中川五兵衛勝実、幼名を直次郎、作州津山の鐔工の家に生まれ。一乗門人に彫金を学び文政十二年三月二十九歳のとき一勝と称し。文久二年一匠に改め、雲舎と号す。この人の没年に二説があり、明治九年四月九日没、享年四十八歳とあるものと、明治三十六年没享年七十一歳とあるものがある。

 

 

Metal smith: Nakagawa, I-shou (One of disciple in Goto Ichijo school)

Work:Kozuka with a design of daybreak sound of a crow

Width×Width: 1.5cm×9.6cm

Certificate:Hozon Paper by NBTHK

(銘)法橋一乗門 一勝(花押) 明烏図小柄

¥500,000価格
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