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    橋本関雪 筆 雨中晩泊  共箱 20号でございます。

     

    「雨中晩泊」は日が暮れて夜へと変わっていく時間の港町に帆を畳んだ大型船が到着している風景画です。船上には船員が船を留めようとし、また遠くには塔が見え、形から中国の街と思わせる形となっております。街は段々と暗くなっているのか墨の色が濃く、反対に船や町の周りは薄い墨で表現されております。モノトーンで映し出されたこの風景は橋本関雪が幼少期から教え込まれた中国観を表した風景図であり、素晴らしい技法を感じつつ落ち着いた印象を与える作品でございます。

    画面右上には「関雪作於冬花庵」とございます。この作品は宝塚にある橋本関雪の別邸で描かれたものであり、こちらには、石仏、灯篭など庭園に必要な作品が橋本関雪によってコレクションされた場所の一つであります。左下には号である「白沙山壮」の印がございます。

     

    橋本関雪は明治16年に兵庫・神戸に生誕。父は橋本海関、明石藩の武道師範であり。代々儒官の家で育ったこともあり、経書詩文、唐詩を幼少期から教え込まれた。また祖父、父ともに南画が巧であったことから、中国美術に於いての見識はかなり高い。また神戸という港町の土地柄か中国との関係が強いことで、肌で中国を感じていたとされる。昭和20年に京都で死去。20歳の時に竹内栖鳳の門下に入り、二年の修業、一時東京に移りその後開かれた文展にて第2,3,4,5回と入賞、京都へ戻った後文展にて再び多くの入賞をしたのち、文展の鑑査の任を得た。作風は中国系統の人物風景から動物画、更には独学で学んだ南画まで幅広く作画できた。昭和8年に代表作「玄猿」を発表。昭和20年に死去。

     

     

    Painter: Kansetsu Hashimoto

    Title: Anchoring a ship on rainy day early night.

    橋本関雪 筆 雨中晩泊 20号

    ¥360,000価格
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