三浦 竹泉 作 做萬暦宝五彩龍花文尊式花瓶でございます。
縦×横:18cm×18cm
高さ:32.5cm
中国の明・万暦時代の尊式花入を倣ったものであり、元々尊は古代の青銅器の一種で口が上に向かって大きく開いた酒器を指しております。その形を明時代に復興し、万暦赤絵は当時の彩色方法の一つであり、日本人には人気があった作風でございます。白磁の地を基調としており、首、胴、腰に五つの爪の赤釉と青釉の龍、その周りや花生の口の部分にも美しく描かれた草花の図があり、色鮮やかで華やかな印象を受けます。古来からの形、中世のデザインなど趣深い作品ではないでしょうか。
箱書きには篩月庵とあり、初代三浦竹泉の号がございます。
また箱は二重箱となっております。
初代三浦竹泉は三代高橋道八の門下となり、その後独立、染付や赤絵などの花生、鉢、煎茶器を製作し、また釉薬の開発を行い、新たな作風を発表しております。また煎茶器の製作を通して当時の文人たちとの関りも深く、漢詩の教養もあったとされています。
Work: The five colored bronze artifact shaped Vase (Originally made in Ming era in China)
Potter: Miura, Chikusen (First generation)
Depth×Width: 18cm×18cm(the widest)
Height:32.5cm
三浦竹泉作 做萬暦宝五彩龍花文尊式花瓶
¥255,000価格